ジェームズ・コバーンとカンタベリー①
1. ジェームズ・コバーンとJeff Clyne
こんばんは、かにょです。
こちらのブログは一応カンタベリー(とそれに関連する話題)のことだけ投稿しようと思っているのですが、何をかくそう(?)ブログ主は俳優ジェームズ・コバーン氏のファン。「荒野の七人」「大脱走」「戦争のはらわた」などなど、同世代のスティーブ・マックイーンやチャールズ・ブロンソンと並んで、クールなタフガイをやらせたらピカイチの俳優です。
しかし、これぞ英国感あふれるカンタベリーミュージックと、いかにもアメリカらしい男臭さ全開のタフガイ俳優ジェームズ・コバーンがつながることなんてないだろうと気にもとめてなかったのですが…
私が浅はかでした。
NucleusやIsotope、Gilgameshなどのベーシストとして知られるジェフ・クライン。彼のディスコグラフィーをあさっていたら見つけたアルバムがこちら。
ジェームズ・コバーンやんけ!!!!!!
なんと、ジェームズ・コバーン主演の映画のサントラにJeff Clyneが参加していました。
ちなみにこちらの映画タイトルは「新ドミノ・ターゲット/恐るべき相互殺人(1974)」(ファンと言いつつ私はこの映画は未見でございます。。)
サントラを作曲しているのはロイ・バッドというイギリスのジャズピアニストだそうです(恥ずかしながら存じ上げませんでした)。
映画自体は1974年公開の作品なんですが、サントラが出たのは去年が初めてみたいですね。早速LPで購入して聴いてみたのですが、これが素晴らしかったです。
とにかくパーカッションがクールで聴いてて気持ち良いです。映画の内容は見てないのでわかりませんが、サスペンス系なのかな?時折入ってくる不穏な効果音がまたいい味を出しています。
ジェフ・クライン自身は、上に挙げたバンドにいたときのようにバリバリズイズイ弾いてるというわけではないのですが、この人のベースの音って本当に品があって紳士的ですよね…サントラ全体に漂うお洒落な雰囲気は、彼のベースによって支えられているところが大きいと感じました。。冷たいパーカッションにのせて彼の温かみのあるベースがあるからこそ、クールとお洒落のバランスが絶妙にとれた非常に良質なサントラになっています。これが流れている映画はきっとかっこいいだろうなあ…。
映画自体も見たい欲が高まったので、近いうちに見てみようと思います(DVD買ったけど日本語字幕がついていないため放置中)。
なお、私自身はあまり詳しくありませんが、クレジットを見る限りジェフ・クライン以外にもブリティッシュジャズの重鎮が多数参加しているようです。
映画やジェームズ・コバーンには興味がなくても、単純に音楽だけでもかなりいいアルバムだと思います(あくまでサントラのためか、曲が終わり切る前に唐突に終わったりするのが残念ではありますが)。
カンタベリーつながりでジェフ・クライン、さらにはブリティッシュ・ジャズに興味のある方は購入されてみてはいかがでしょうか?去年出たばかりなので比較的簡単に手に入りますよー!
なお、ジェームズ・コバーンとカンタベリーのつながりを最近もう一つ見つけたので、それは次回に続きます。