Richard Sinclair訪問旅行記0日目 in 2019
こんばんは,かにょです.
いつの間にかもう年末ですね.今年は本当に色々と激動の1年でした.
このようなご時世なので今年の帰省は諦めたのですが,ところで去年も帰省してなかったよな,とふと思いまして.
なぜかといえばそりゃもう,
リ チ ャ ー ド に 会 い に イ タ リ ア に 行 っ て た か ら.
ご自宅にお邪魔してインタビューをさせていただいた次第です.そのインタビュー記事はこちらにアップしておりますので,是非まだ読んでない方はご一読ください!(笑)
とまあ,このような形でインタビュー記事を挙げたりしていたわけですが,実は全然これだけじゃないんです……これだけじゃないんですよーーーーーーーーー!
このときの旅行は全部で5日(12月29日~1月2日)にわたりイタリアにいたのですが,そのすべての日においてがっつりリチャードと過ごしておりましてね…….
インタビュー記事だけじゃリチャードの可愛さ・無邪気さ・清らかさの10分の1も伝えられんのですわ……
本気出したときのリチャードの破壊力こんなもんじゃないから.
まあそんなこた皆さん十分ご存知だと思いますが.
と,いうわけでその全体の旅行記的なものもどこかでお披露目したいと思っていたのですが!今年は帰省もできんことだし,やるなら今しかない!!
そこで,去年リチャードと過ごした1日ずつを今年の同じ日にアップしていこうと思います!
つまり29日~1月2日の5日間は毎日更新すると思う(多分)ので,皆さんチャーミングなリチャードの記事を読みに来てくださいな.
とりいそぎ,今日のところは旅行記0日目(日本出発の日)の記録をしたためさせていただきます.
ちなみにリチャードは全く出てこない,なんならカンタベリーも出てこない,完全なかにょの個人記録です.ブログの趣旨にも反するので載せるか迷ったのですが,いきなりイタリアからストーリー始めるのも難しかったので……よろしければ興味のある方はご覧ください!
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2019年12月28日
年内の仕事も無事に完了し,前日の納会では同期に「私明日からイタリア行くんだけどマジノープランなんだわ.とりあえず好きなミュージシャンの家に行けるっぽいんだけどそこからどうなるかわからん」と話してドン引きされたりしつつ,無事成田空港に着きました.
はい,本当にこのときはノープランでした.わりと真剣に不安だった.
そもそもリチャードのご自宅に行けるようになった経緯は,同年の夏~秋くらいに奥さんのヘザーに「インタビューさせていただきたいので,マルティーナ・フランカ訪ねてもいいですか?」とメールしたら,快く了承していただいたという流れです.
なのでそこから大急ぎで飛行機のチケットとったり,マルティーナ・フランカのホテルを確保したり,最低限の準備はしてきたのですが……
マルティーナ・フランカへの行き方がマジでわからん.
いや,マルティーナ・フランカまではギリ行ける.めちゃくちゃ遠いけど.
ただそこからリチャードのご自宅までどうやったら行けるのかがさっぱりわからん.
いつ何日何時にどこでリチャードと待ち合せたらいいのか,さっぱりぽんですよ.
もちろん私もバカではないのでね,ヘザーやリチャードにメール送ったりなんやかんやしていたのですが,マルティーナ・フランカのネット環境はめちゃくちゃ悪いようで.よく音信不通になるんですよ.
なので結局,結論が出ないまま日本を発つことになりました.はい,かにょはバカでした.
そんなわけで大いなる不安を抱えたまま成田空港に降り立ったわけです.そりゃ同期もドン引きするわ.
出発が16:00くらいの便だったので,昼過ぎくらいに空港についてご飯食べたりしつつ,のんびりと過ごしていました.このときはまだ余裕があった.まだ.
なお,このときの経路は日本→北京→アムステルダム→ローマという流れ.
ローマからは列車でバーリ駅.バーリからマルティーナ・フランカまでは,現地のリチャードの友人ヴィンチェンゾが車で迎えに来てくれることになっていました(Facebookを通じて知り合った方で,直接会ったことはない).
最後の方が綱渡りな気がしないでもないですが,この時点では日本発つだけだしね,何も起こらんだろうと高を括っていたら.
飛 行 機 が 遅 れ る じ ゃ な い で す か.
事前にネットで北京国際空港のトランジットはめちゃくちゃ時間がかかると聞いていたかにょですよ.一気に血の気がひきましたね.もとからトランジットの時間が3時間弱くらいだったのですが,これで2時間弱になりました.既に瀕死.
遅れるアナウンスがあったときに航空会社のスタッフに「どれくらい遅れるんですか?」って聞きに行ったんですが,私の前に同じこと聞いてる同世代の女性がいました.かなり不安そうな顔していたので,もしかして同じ乗り継ぎかな,と勝手にシンパシーを感じていました(実際そうだった).
で,実際に北京国際空港着いてからが本題ですよ.
まず,乗り継ぎだろうがなんだろうが入国審査があります.
その列を見て絶望に叩き落されるかにょ.すっげ~~~~~~長蛇の列……
最初普通に並んでいたのですが,途中で「あ,これもう間に合わないな」と思って意を決して前の方の人に頼み,快く譲っていただきました.
入国審査が終わってからは猛ダッシュ.まず空港内の地下鉄に乗って移動します.
地下鉄出てからさらにダッシュ.次に目指すはバス乗り場です.
バス乗り場……バス乗り場どこ!?!?
空港が広すぎて全然わからん.このときわりと泣きそうでした.
とりあえず前方にさっきの女性走ってるから追っかけよう!とそのとき,後ろから足音が.
入国審査で譲ってくれたおじさんでした.
「もしかしてKLM航空アムステルダム行きですか?」と走りながら聞いてくるおじさん.
「そうです!」
「同じだ!(笑)」
同じ便だったんかい!それで譲ってくれたのめちゃくちゃいい人だな!
そこからはちょっとだけ心強くなり,2人で励まし合いながらバスを見つけ,乗り込みました.ちゃんとさっきの女性もいた.
というか,同じ空港なのにバスに乗って移動するってどういこうこと?どんだけ広いの?
いや50歩くらい譲って空港内の地下鉄はわかるけどさ……他の空港にもあるし……
でもバスはやりすぎでしょ!!めちゃくちゃドキドキしたわ!!なんでこんなことするの??
で,15分くらいゆられて乗り継ぎゲートに到着.
そこからチェックインや荷物検査を経てようやく搭乗口に着けました.なんだかんだ搭乗開始30分前くらいでした.
ちなみにチェックインのときに前述の女性,私,おじさんで並んでいて,誰ともなく「皆同じ便ですよね(笑)この乗り継ぎ心臓に悪すぎ……(笑)」みたいな会話をしてちょっとだけ連帯感が芽生えました.旅の醍醐味.でももう二度と経験したくない.
ちなみに同じ乗り継ぎ勢,あともう1組カップルがいて我々の後ろで「乗り継ぎやばかったな~」みたいな話をしていましたが,そことは別に連帯感は芽生えませんでした.
譲ってくれたおじさんとは搭乗開始になったときにも一緒に並んで,色々話して仲良くなりました.
おじさんが帰りも同じ乗り継ぎ経路を逆に行くのにもとから時間が1時間半しかないことに気づいて,
「これ絶対乗れないから帰国日ずらさなきゃ.仕事1日休まないとな~」
「せっかくならその1日で北京観光すればいいじゃないですか(笑)」
とか言って盛り上がってました.
名も知らぬおじさん,その節はありがとうございました.
多分,おじさんがいなければバスの時点でかにょはガチ泣きしていた.
とまあこんな感じで最初から波乱万丈でしたが,その後は可もなく不可もなくといった感じで,アムステルダム→ローマの乗り継ぎは大変スムーズでした.
ただしアムステルダム着いたのが29日の午前6時とかだったのでめちゃくちゃしんどかった…….
待っている間濃いコーヒーを飲んで目を覚ましていました.まあ後述のようにローマ着いてからがさらにしんどかったのですが…….
空港からローマのテルミニ駅行くまではそんなに難しくなく,無事駅に到着しました.バーリ行の列車まで2時間くらいあったのでその間にお昼を食べます.イタリアのピザはマジでうまい.
バーリまではさらに5時間列車に乗ります.これだけ飛行機乗ってきてまだあと5時間……正気か?そこからリチャードの友人と合流して車で1時間…….
遠い.マルティーナ・フランカがあまりにも遠い(泣).
しかも,迎えに来てくれるヴィンチェンゾとメッセンジャーでやり取りしていたら,ネットが家の中でしか使えないからバーリ駅に行くとメッセンジャー受け取れなくなると言われて絶望でした.
どう待ち合わせしろと……?とりあえず携帯の電話番号は教えてもらいました.
前途多難すぎる.
でもヴィンチェンゾから,リチャードも一緒にバーリまで行くことになったよ,と連絡が.
フオオオオオオオ頑張る!!5時間の列車旅なんてなんぼのもんじゃい!!ウオオオオオオオオ!!!!!
テンションがぶち上がったところで列車に乗り込み,そこから5時間揺られっぱなしでした.14時くらいにテルミニ駅を出てバーリに着いたのは19時過ぎ.マジでしんどかった.
到着後,ヴィンチェンゾからバーリ駅の出口に来てくれ,と言われていたのでホイホイと勢い込んで出口に向かうかにょ.
ようやく長かった旅も終わりだ……リチャードに会える……頑張ったなあ私…………
誰もいなくない?あれ?リチャードどこ?
次回,果たしてかにょは無事リチャードに会えるのか……!?乞うご期待!